2010年08月06日

快適旅行術 〜トラベルクリニックのドクターに聞く〜



渡航医学センター 西新橋クリニック
 大越裕文先生に
、聞く。)




中高年層の海外旅行者が増え、
旅のバリエーションも多様化した昨今。

自由で、快適な旅を楽しむ人が増えていく一方で、
国内、海外問わず、旅先での健康トラブルも増えています。


新型インフルエンザの流行などをきっかけに、
日本の企業は先んじて、渡航後の健康管理に
注目するようにはなってきましたが、

一般旅行者は、まだまだ認識不足であることが
課題としてあげられています。



旅先(おもに海外)で起こりうる健康トラブルは
さまざまありますが、その中でも重篤な健康トラブルを招くのが

「旅行者血栓症」。


「エコノミー症候群」「ロングフライト症候群」と
呼ばれることもあります。

しかし、「旅行者血栓症」とされているのは、

かならずしも、飛行機のエコノミークラスに座った事が
きっかけになるのだけではないし、
長時間のフライト(飛行機)以外でも起こるために、

いまでは、「旅行者血栓症」とされているようです。


「旅行者血栓症」は、

長時間同じ格好で座っていたことにより、
大腿の奥にある、深部静脈に血栓ができてしまう疾患です。

最悪の場合、できてしまった血栓が血流にのり、
肺まで運ばれ、重篤な症状を引き起こします。


血栓ができやすいリスクを持った人(※1)は、
「旅行者血栓症」になりやすいのですが、
健康な人でも、十分注意する必要があります。



大事なのは予防(一次予防)と起きたときの対処法(二次予防)。



どんな条件で、血栓ができやすくなるのか?を
きちんと知り、その予防に努めることです。


予防するためには、長時間、同じ姿勢を続けない。
(膝を曲げた状態が良くない)
1時間に1回は席を立ったりして、足を動かす。
座ったままでも足を動かす運動をする。

など、運動に関する予防と、

水分をきちんととる。
コーヒーやアルコールは控える。

など、水分摂取に関する予防などがあります。


特に、アルコールを飲んで、水分をあまりとらず、
じっと、同じ姿勢をとってしまうのは、
非常にリスクの高い条件になってしまいます。


逆に、足に静脈血栓ができてしまったら、カラダを動かしてはいけません。(発症は数時間〜2日程度)

片方の足が腫れたり、痛みが出た場合は、(※2)
動いたり、マッサージなどは止めて、
客室乗務員に相談するのが良いようです。

すぐ、受診が必要になります。

(動かした瞬間に、またたくまに、肺に血栓が飛んでしまいます。)






長時間のフライトに限らず、船でも車でも同じ。
長時間同じ姿勢を余儀なくされる場合は、注意が必要ですね。



その他にも旅行での健康トラブルは沢山あります。

先生の書籍など、旅行医学の書籍を参考にしたり、
心配な場合は、旅行の前にトラベルクリニックを受診して
専門医に相談するのが懸命だと思います。

快適な旅になるよう予備知識を得て、
旅にでることが、非常に大事だと思いました。


(※1)足のケガ、手術後の人、血栓の経験者、肥満、悪性腫瘍
(※2)必ず片方の足に出る。特に左足。


 ▼渡航医学センター 西新橋クリニック
  大越裕文先生の著書。


旅の健康術―渡航医学を知っていますか?

旅の健康術―渡航医学を知っていますか?

  • 作者: 大越 裕文
  • 出版社/メーカー: 秀明出版会
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 単行本








posted by yoko.goto at 00:05| 神奈川 ☀| 社会のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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