2010年07月07日

おばあちゃんの誕生日




7月7日、七夕は、わたしの大好きなおばあちゃんの誕生日。


私のおばあちゃんは、戦争を生きた強い女性。


おばあちゃんは、いつも着物を着ていたので、
「おばあちゃんになったら、みんな着物を着るんだ・・」
って思っていました。


わたしは、共働きだったわたしの両親にかわって、
おばあちゃんとおじいちゃんに
育てられたようなものです。


おばあちゃんは、とても厳しくて、やさしくて、
いつも、私の側にいてくれましたが、
実は、しょっちゅう叱られていました。


小学生の頃、

学校から帰ると、ばあちゃんのお友達が
お茶を飲みに家に来ていることが多く、

お客様が来ているときに、しなければならないことが3つありました。


  1:正座して、両手をあわせて「こんにちわ」とご挨拶
  2:お茶が無くなったら、お盆でお茶碗をうけとって入れ直す
  3:お菓子をいただいたら、かならず仏壇に供える


そのほか・・・、もちろんの事ではありますが、
お客様用にだしたお菓子には手を伸ばさない。


うっかりして、
テーブルにのっているお菓子をとろうと、
手をのばそうとすると、

『ぺちっ!』

・・と、手のひらを叩かれました。


そんな、やさしくて、怖いおばあちゃん。

私が、なんとなく学校をずる休みしたくて、
ちょっとだけ仮病をつかって学校を休んだ時は、

何もいわず、やさしく看病(するふり)をしてくれました。

いそいそと、おかゆを作ってくれたり、
プリンをおやつに出してくれたり、
何もいわずに、休ませてくれました。


そんな風にされると、かえって居心地が悪くなり、
『明日は学校に行こう!』と心に決めたりしたものです。


食べ物にもきびしくて、

「コーラじゃなくて麦茶。」
「カップラーメンじゃなくて、うどん」
「化学調味料も使っちゃだめ」
「おやつはカボチャやお豆」
「ドクダミ茶、苦いけど飲みなさい」

あれはダメ、これもダメ、
とにかく、ダメな事が多い、おばあちゃんでした。

(※商品を否定している訳ではありません。)


でも、今考えれば、そんなおばあちゃんの云うことを聞いたお陰で
色んな意味で、わたしの生きる糧になっています。


子どもの頃から、大人の人たちと接していたので、
社会に出ても、人間関係に苦労したことはありませんでした。

初対面の人とも、人見知りせずにコミュニケーションがとれるし、
何よりも、人の話をよく聞ける特技を得ることができました。

カラダに良い物を食べさせてくれたので、
大きな病気もせずに、大人になることができました。

食べ物の深い味わいも、感じられる味覚に育ちました。



なによりも、10代後半から自立し、
自分の力で生きていけるようなたくましさを
得ることが出来たような気がします。


こんなステキなおばあちゃん。
わたしが、21歳の頃に亡くなりました。

おばあちゃんが亡くなってから、
毎年、7月7日のお誕生日には、
必ず、おばあちゃんに会いたくなります。


たいして、おばあちゃん孝行もできませんでしたが、
こうして、自分らしく生きている私を見て、
安心してくれているんじゃないかなぁ・・と思っています。


おばあちゃん。お誕生日おめでとう。
今日は、雨だから。天の川はみえないね。

  


posted by yoko.goto at 22:44| 神奈川 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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